前歯の抜歯即時インプラント　海外からの患者様

こちらの患者様はイギリスロンドンにお住まいの日本人の方です。
かなり前に治療された前歯の差し歯が歯根破折を起こし周囲の骨が溶け、歯肉が何度か腫れて排膿を繰り返しており、応急処置をしている状況。

事前にロンドンの歯科医院でのレントゲンなどもいただいており、大まかな治療方針などやり取りすることができました。
初診来院時にはＣＴ精密検査などで骨のダメージの状況を確認し、治療方針やリスク、スケジュールを再度確認。

数日後の来院時には、

• 抜歯
• インプラント埋入
• 骨造成
• 結合組織移植
• 仮歯の装着

までを一気に行いました。
外科処置はこの1回のみになりますので痛み腫れは最小限です。

そして１週間後の抜糸を行いまた帰国されました。

そして半年後に再来院。事前に用意しておいたカスタムアバットメントを確認し、最終ジルコニアオールセラミッククラウンを装着。

元々の天然歯は透明感の強い変色歯気味だったので、10年以上前にラミネートべニアを行っていました。
いつかやり直しが必要になりそうだし、患者様の希望で少し明るい印象にしたいとのことで、周囲の歯に忠実に合わせるのではなく、透明感を抑えめに仕上げました。

治療終了後１年のデンタルレントゲン

歯肉の炎症も退縮も骨吸収もなく良好。
今回はクリーニングのみで再び半年後に検診を行います。

症例について